サブドーシャの大切さ
更新日:2023年9月22日
「代謝が悪い」というと「不要なものを排泄できていない」という意味だととらえている人も多いように感じます。
しかし、そもそも代謝とは、必要なエネルギーを摂取して、摂取したエネルギーを生きていくのに必要なものに生体内で変換したり分解したりする作用のことです。
むくむ、便通が悪い、冷えるといったことは、「代謝」のほんの一部の出来事に過ぎません。
アーユルヴェーダでいいますと、代謝を司る最も大きな力はPITTA(ピッタ)です。
主なエレメントは「火」。
「光」とも表現されることのある力です。
(ここでいうPITTAは体質のことではなく、体内における役割のことです)
PITTAの力は、細分化すると5つあります。
・サーダカピッタ → 心臓
・アーローチャカピッタ → 目
・パーチャカピッタ → 小腸
・ブラージャカピッタ → 皮膚
・ランジャカピッタ → 胃
(諸説あり)
これらはサブドーシャと言われ、アーユルヴェーダでは非常に重要な考え方です。
各サブドーシャは体内に宿る場所が違っており(矢印で示した場所)、また、作用の仕方も違います。
「PITTAが乱れている」といってもどのサブドーシャによる乱れなのかを考察することによって、不調に対する対処の仕方も変わってくるのです。
例えば、サーダカピッタは知識・知性・思考・自我を司ります。
・「外から入ってきた情報を変換して理解、処理する」という情報処理能力
・内で起こった感情を言葉に変換して外へ表現する能力
・自分の心が望むことを認識する納涼
このようなことを行う力です。
最近、頭の回転が悪い、ぼーっとしてしまう
自分のことをうまく言葉に出来ない、言葉にすることがおっくう
そんなことが起こっている時は、PITTAの力が弱くなっている時、ととらえます。
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カウンセリングの際、不快な症状が
・どの部位に
・どのような形で
・いつから
・どんな時に
・どんな体感がするか
こういったことを確認させていただいているのは、どのドーシャが乱れているのか?だけではなくてどのサブドーシャの乱れなのか?を推察するのに必要な情報だからなのです。
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