病気発生の6段階
アーユルヴェーダの古典によると、病気になるには段階があるとされています。
①ドーシャがそれぞれの座で増える
→この段階ではまだ座にとどまっている。早急に排泄すればよい。
②悪化する
→座で増えたドーシャが、そこで増悪していく。ここでドーシャを鎮静させられれば悪化しない。
③あふれる、広がる
→増悪したドーシャが座から溢れて体中に運ばれていく。座に戻す処置が出来れば悪化しない。
④定着する
→溢れたドーシャが弱いスロータスに定着する。ここで何かしらの症状(前症状)が出てくる。スロータスに定着したドーシャを溶かして(はがして)鎮静させ排泄させられれば、治まる。
⑤病気が発生する、症状が現れる
→はっきりと病気の症状が出てくる
⑥ほかの病気を引き起こす
→合併症、いろいろな症状が併発してしまう
急性発症の病気など、この段階に当てはまらないものもあります。
しかし、多くの病気はこのような段階を踏むとされているのです。
だから、どれだけ早い段階で身体の変化に気が付くことが出来るのか、ということがとても大事なのです。
日々不調を感じつつも放置するということは、ひとつひとつ、この段階を進んでいるということに他なりません。
2021年ももうすぐ終わります。
世の中が慌ただしいということを言い訳にせず、ぜひ、自分の体の小さな変化に目を向けて欲しいなと思います。
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2022年はどんな年になるでしょうか。
私は、二つ巴のイメージが強くあります。
「玉虫色」だった2021年から、いよいよ分離していくのかな…?
ますます「自分軸」が大切な時代になっていきそうです。
多くの人にとって幸多い年になるといいですね。
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